今日は「ゴー宣道場」、追悼だからしんみりやるというのはない。
怒りと笑いで「公論」に徹しよう。
政治状況がデタラメで、大衆の劣化も酷い。
TPPは黒塗り文書で、議論もせずに国柄を変えようとしている。
TPP自体が自民党の公約違反なのに、まるで全権委任政府の
ように、国柄破壊を強行している。
だが、これに憤る国士はいない。
明治時代なら武士の気概を持つ者たちが、何事かをやらかしたに
違いない。
アメリカでさえ、TPPに異議を呈する候補者が大統領選に出て
いるのに、日本の静かなこと、完全に大衆が劣化している。
安保法制なら若者がデモをやるが、TPPではうんともすんとも
言わない。
「戦争反対」は分かりやすすぎて、幼稚園児でも言えるが、
TPPで反対デモはやらないのだから、その程度の知能なのだ。
安倍政権に全権委任したい自称保守の連中も、デモ一つしない
のだから、何を保守したい連中なのか皆目わからない。
ことほど左様に右から左までがニヒリズムに浸っているが、
政府を監視し、国民に檄を飛ばす自由民権運動は、明治以来、
今も続いていると思っておかねばならない。